【ヒカリエ8】萩原将之 青の器

ヒカリエの8階には、気軽にアートに触れることができるスペースがあります。アマチュア作品もたくさんあり、普段は接しないいろんなアート作品、プロダクトにふれることができます。今回は、「萩原将之 青の器」というのがやっていたので、行ってみました。

萩原将之 青の器

初日は、作家の荻原将之さんもいらっしゃるとのことで、入るためには整理券が必要。また時間も30分と制限されていました。11時過ぎくらいに整理券をもらい、オープン時間の12時ちょうど展示会場へ入りました。

入った瞬間、こじんまりとしたスペースに、ある青青あお!

ふと見ると、作品に値札がついている。ということは、購入できるということ。「展示品を観覧する」というスタンスから、「欲しいものを見つける」というスタンスに切り替わり、一気にテンションが上がりました。

写真の撮影にも許可をいただき、綺麗な青を収めてみました。

鮮やかで、濃い群青色と、これまた鮮やかなターコイズブルーがメインの色で、その中にいろんな色が混ざっていたり、土の色、貝の色が混ざっていたりして、すべてが異なる青。

まずは、蓋もの。不思議な形をしているミニポットなど、蓋がある陶器と、展示会の写真にも使われている、ひらひらのふちがあるおちょこです。

日常的に使えそうな、ソーサーや、カップもあります。お皿の真ん中の模様がさまざまで、これまた良い!

また、釉薬のこぼし方を工夫して作っているという、小さな一輪材もとても素敵でした。海・空の青が大地に溢れているようで…自然でありながら不思議な感じがします。

そして、購入時に一番迷った、ティーカップ。

コロンとした丸っこいフォルムが可愛い… 飲み口も少し曲せんを描いていて、柔らかい感じが気に入りました。ぜひ、手に取ってみてください!とのことだったので、触ってみたら、スベスベでマットな質感で気持ちいい… 一つ一つ色が異なるので、好きな青を探して真剣に悩んでしまいました。

青の色が濃いけど、紅茶も似合うかしら。だったらいっそミルクティー?ハーブティ?と、使うシーンをす想像しながら、探す過程は楽しいです。

また、こちらも悩みに悩んだ、素敵な模様が出ているお皿。写真では表現しきれませんが、本当に複雑な色・模様がすごいんです。マットな青と、透明な青、土と、金属っぽい色素材感、…なんというか、海の中の珊瑚礁だったり、お空の銀河みたいだったりと、とにかく素敵でした。

展示会場には、作家さんである萩原将之さんもいらっしゃいました。萩原将之さんは、2013年に開催していた、クラフトの今とその土地らしさをテーマに、47都道府県から作家さんを集めて開催した、d47 MUSEUM企画展「NIPPONの47人 2013 CRAFT」で、群馬県の代表として出品されていたそうです。

その当時から、一貫して「青」を表現して作品を作っているとのこと。作品は、彩度の高い鮮やかなコバルトブルー、ターコイズブルーから、茶色味やくすみが入った(それでもベースは鮮やかな青)深みのある青色まで、さまざま。釉薬の変化で、青の濃淡を表現しているようです。

今回の展示では、器と共に、普段使われている道具なども展示されていており、ご本人から直接青の器の作り方のお話を聞けたり、楽しい時間でした。

展示会情報

さまざまな「青」に出会える素敵なは見る価値ありです。ぜひ、展示会に行って、作品を手に取って間近で見てみましょう。

  • 期間:2023年9月 9日(土) – 2023年9月28日(木)
  • 時間:12:00 – 20:00
    • (※作家さんがいらっしゃるのは、9/9(土)は、12時~18時ごろ、9/10(日)は、15時ごろまでです)
  • 場所:d47 design travel store(渋谷ヒカリエ8F d47 MUSEUM内)
  • 入場料:無料
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