2026年谷桃子バレエ団の新春公演「 Giselle(ジゼル)」を観てきました!| 永橋あゆみさん最後の全幕

2026年の幕開けにふさわしい、新春公演。谷桃子バレエ団の『ジゼル』、二日目の昼・夜公演を観てきました。せっかくなので、観た日の余韻が新しいうちに、会場の雰囲気から記録しておこうと思います。

公演場所:東京文化会館

会場は、上野公園内にある東京文化会館。東京文化会館はJR上野駅の目の前!上野広小路(銀座線)や、上野御徒町(大江戸線)からも12~15分程度の距離です。

東京文化会館に入ると、今回も満員御礼の垂れ幕がすごいことになっていました。昼公演もすぐに満員になりましたが、あゆみさんの全幕引退公演は、チケット売り出し後瞬殺で売り切れでした。

<満員御礼の垂れ幕の写真>

会場には、上品な装いの方や、バレエファンらしき方、また、バレエをやっているな?と思われるとーってもスタイルの良いお子様たちもちらほら。ロビー全体が華やかながら、熱気に満ちた空間でした。そして今回は、ダンサーの写真は白黒で、お花も白一色。全体的に色味が抑えられていて、ジゼルの雰囲気に合わせてる!

今回のお花はジゼルに因んだ白いお花。全体的な色を抑えて静かな雰囲気…

席比較

恋ちゃんのジゼルが見たかったのと、あゆみさんの最後の全幕主役の公演ということなので、思い切って、昼の部・夜の部、両方のチケットを取ってみました。Youtubeから谷桃子バレエ団のファンになり、はや数年。まさか一日に2公演見ることになるとは…

お昼の、恋ちゃんがジゼルの公演は、本当に良い席を取れました!なんと7列目。以前、前になるほど良いだろうと5列目に座ったところ、段差がなく前の人の頭でほぼ何も見えなかったのですが、6列目から段差があり、7列目も舞台全体が見えつつ、舞台までの距離が近くダンサーの表情までくっきり見えました。

<7列目からの視線>

夜の公演は、初めての2階席右側。あゆみさんの公演は本当に人気で、チケット予約開始時刻にログインしたけど、待ち人数500人越え…自分が購入する時には2階席しか空いてませんでした。でも、こちらも思ったより良い席!右側の一部が見えない時もあるけど、舞台の全体と客席、オーケストラまで見渡せました。距離もそこまで遠くなく、オペラグラスがあれば表情までクッキリ見えます。

さて、パンフレットと、イヤホンガイド、そしてオペラグラス、そしてきっちりマスクにのど飴。準備万端でいざ公演開始。

バレエ「Giselle(ジゼル)」について

谷桃子バレエ団において、「ジゼル」は特別な作品。バレエ団の名前でもある、創設者・谷桃子が生涯をかけて愛し、日本に広めた作品で、「谷桃子と言えばジゼル」と語られるほど団の金字塔的演目とされていたとのこと。今回、2026年新春公演での「ジゼル」は、バレエ団でも4年ぶりとなる全幕公演です。

今回の公演で、個人的な注目は、午前中の森岡恋さんや、大塚アリスさんの新人のフレッシュなジゼルと、永橋あゆみさんや平田桃子さんの成熟したジゼルの対比。そして、Youtubeのオーディションで行ったペザントさんたちの、完成して演技でしょうか。

今回、幸いに1月18日の昼・夜公演のチケットを取ることができたので、昼は森岡恋・森脇崇行のペアと、前原愛里佳のペザント、夜は永橋あゆみ・今井智也のペアと、森岡恋のペザント…という、全てを味わえるラインナップ!!!

2026年、1月18日の主要キャストは下記の通り。

  • 1月18日 昼公演 12:00〜
    • ジゼル:森岡 恋
    • アルブレヒト:森脇崇行
    • ヒラリオン:貫渡竹暁
    • バチルド姫:山口緋奈子
    • ペザント パ・ド・ドゥ:前原愛里佳/松尾力滝
  • 1月18日 夜公演 16:00〜
    • ジゼル:永橋あゆみ
    • アルブレヒト:今井智也
    • ヒラリオン:三木雄馬
    • バチルド姫:光永百花
    • ペザント パ・ド・ドゥ森岡 恋/森脇崇行

第一幕:村での悲劇

Story

  • 中世ドイツののどかな村で、心臓が弱いが踊りが大好きなジゼルは、農夫に変装した貴族アルブレヒト(村では「ロイス」と名乗る)と恋に落ちる。
  • 実は、村の青年ヒラリオンもジゼルを想っており、アルブレヒトの怪しさを疑ってその正体を暴そうとしていた。
  • ある日、ぶどう収穫祭でジゼルは皆と喜びの踊りを繰り広げる中、お貴族様たち一行がやってきたのだが、その中には、アルブレヒトの婚約者バチルド姫も!ヒラリオンはアルブレヒトの正体を暴き、彼が婚約者持ちの貴族だと露見する。​
  • 裏切りを知ったジゼルはショックで正気を失い、過去の楽しい記憶をなぞるように踊り続ける「狂乱の場」の末、心臓の弱さも重なって母の腕の中で命を落とす。

第一幕は、見どころ満載。悲劇の主人公村娘ジゼルと貴族アルブレヒトに対し、幸せなで農民同士のカップル。男女の三角関係、裏切り、ジゼルの死。アップダウンの激しいストーリーを楽しめます。

見どころ1. ペザントの踊り

<出典:GISELLE パンフレット>

第一幕では、ペザント(村娘)の踊りが出てきます。オーディションの過程で、Youtubeにて見ていたいろんなシーン!個人的には、最終審査の課題だったコーダが一番好きでした。ペザントが最初一人でゆっくり踊っていたのが、途中でアルブレヒトも合流してどんどんアップテンポになっていく。前原さんのペザントも、恋ちゃんのペザントも、幸せが溢れていて好き!個人的には、一番好きなシーンでした。

<オーディション>ゆっくりの踊り

<練習風景>どんどんアップテンポ

見どころ2. 狂乱の踊り

第一幕の後半、アルブレヒトの裏切りを知ったジゼルはショックで正気を失い、人も区別できなくなりくるっ多様に踊り続ける「狂乱の場」があります。バレエチャンネルのYoutubeのインタビューの中で、森岡恋さんが狂乱のシーンで、永橋あゆみさん目を見た時に、ゾワっとしたのが印象的…と言っていましたが、正にその通り。髪を振り解き、ゆっくりとした動き。口元はちょっと笑ってるのに、目が虚ろ。狂気を感じます…

本当は、大塚アリスさんの演技もとても気になっていたのですが、全ての公演を見に行けるわけでもなく。練習中に、髙部芸術監督にアルブレヒトの裏切りに気づくシーンについて色々指摘され、「あそこが一番難しい」と言っているアリスちゃんの笑顔が、バレエ楽しい!と言っているように感じるのは私だけではないはず。かわいい!

第二幕:ウィリたちの世界

Story

  • 舞台は夜の森の墓地。、結婚前に裏切られて死んだ娘たちの霊であるウィリたちが支配する世界。
  • ウィリの女王ミルタは、ウィリたちに男を見つけたら夜明けまで踊らせて命を奪うよう命じ、ジゼルもまたミルタによってウィリの仲間として蘇る。
  • ジゼルを裏切ってしまい罪悪感に溢れたアルブレヒトはジゼルの墓を訪れる。ミルタは彼にも死の踊りを強いるが、ジゼルは自らの愛でウィリたちから彼を守りながら踊り続ける。
  • 夜明けの鐘が鳴るとウィリたちの力は消え、アルブレヒトはなんとか命拾い。ジゼルはアルブレヒトに、もう来ては行けないと言い、ジゼルもまたウィリーであるため夜明けと共に消える。

第二幕は、死後の世界。ジゼルのフワッとした青白い雰囲気は、ウィリーたちのイメージと思われます。

見どころ3. 人間離れしたウィリーの踊り

ウィリーは、お嫁に行けず亡くなった乙女の亡霊

GALA公演では、大塚アリスさんがウィリーの踊りを見事に踊っていました。人間離れした、フワッと浮遊している感じと。恋ちゃんのウィリの踊りは、普段の元気な姿から一転、可憐で儚い感じ。ふわっと浮いてるみたい…と思ったら、本当に浮いてびっくり!

そもそも、儚い感じ似合うあゆみさんの演技。アルブレヒトにささえられて、トントントンとつま先だけタッチして飛んでるシーンがあったのですが…重力どこ?!

みどころ4. ミルタの威厳

ミルタはウィリーの王女様。彼女もまた男に裏切られ亡くなった乙女です。ミルタは光永百花さんと、山口緋奈子さんが演じていたのですが…特に光永百花さんの迫力がすごかったです。舞台袖で微動せず、無表情で、ただ立っているだけなのに、王女としてのオーラが感じられるってすごい。そして、その佇まいがとにかく美しい。

ウィリーたちに命令する姿や、懇願するアルブレヒトやジゼルにぴくりともしない冷酷な姿は、押し殺した悲しさの裏返しっぽくて、それが、より美しく感じました。

<出典:GISELLE パンフレット>

その他印象的だったこと

さて、バレエ素人なので、足先が〜とか、この技術が優れている〜みたいな評価は一切できないのですが、見ていて惹かれる、印象的だったことを追加で何個か。

・村娘パ・ド・シス:第一幕で、村娘の6人で踊っているときに、何度も目がいくな思い、オペラグラスでお顔を確かめたところ白井成奈さんでした。顔がとても小さく、首が長くてラインが綺麗!村娘、高貴すぎるぞ!Youtubeでカメラが寄っている時には優雅なことしかわからなかったけど、実際舞台で見ると、背も高くて顔がほんと小さくて、動きが綺麗で何度も視線を持っていかれました。あと、夜の部のパ・ド・シスのが1名を除き、ペザントオーディションメンバーではないか!

<出典:GISELLE パンフレット>

・ジゼルを撫でるベルタ:昼公演も夜公演も、ジゼルの母ベルタ役は 尾本安代さん。正気を無くしつつあるジゼルの腕や体を、母ベルタが何度も撫でてあげるシーンがあったのですが、その撫で方が… 娘を案じて労わる母の優しさや心配、不安が、その手つきで伝わってきて、心がギュッとなりました。母を思い出してしまった。

まとめ|新春に観る『ジゼル』という贅沢

クラシック・バレエの名作『ジゼル』。なんとなく名前は聞いたことがありましたが、バレエ初心者なので、ジゼルを見るのは初めてでした。イヤホンガイドで、髙部芸術監督の解説を聞きながら、こんなストーリーだったのねと。

死後の世界は、ザ•クラシックバレエという感じで、ふわふわの白い衣装が綺麗で素敵でした。

人間がどうやって、あんなに重力から逃れてふわふわ動けるんだろう。技術あっての感動だな〜と、しみじみ思いました。
2026年の始まりに、この作品を東京文化会館で観られたこと自体が、とても贅沢な時間でした。

最後に、お馴染みの撮影タイム。

<昼公演>

ジゼルとアルブレヒト。

ペザントカップルも。

そして、夜公演最後撮影タイムでは、あゆみさんへの拍手拍手が止まらない。髙部芸術監督やお子様からのの花束贈呈もありました💐 後ろで、緋奈子さん泣きそうになっている…。こっちもうるうるでした。

両手に花束いっぱいで挨拶をするあゆみさんは、とても輝いていました。これで、全幕主人公は最後か…

その、最後の公演が観覧できてとても幸せ・光栄でした。今までありがとうございます。全幕以外でも舞台でお会いできること楽しみにしてます!」

帰りには、谷桃子バレエ団のファンクラブの入会用にあゆみさんジゼルのハガキを配っていました。綺麗だな〜

最後に、せっかくなので撮った写真や動画をまとめてみました。

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