千葉にて、2026年 谷桃子バレエ団の「Sleeping Beauty(眠れる森の美女)」全幕公演を観てきました。
2026年5月16日 土曜日昼公演!観た日の余韻が新しいうちに、会場の雰囲気や感想を記録しておこうと思います。
公演場所:千葉文化会館
今回の会場は、千葉県文化会館。JRの本千葉から徒歩10 分程度。または、モノレールの県庁前(千葉)から5分。お天気にも恵まれて、絶好の観劇日和でした!
千葉駅から乗り換えてきたのですが、どう見ても「バレエ見に行くんですよね?」という、バレエをしてそうなほっそりしたお子様、ちょっと着飾ったお姉様方が、同じく本千葉で続々降りていて、親しみを感じました笑。


会場に到着すると、すでにたくさんのお客さんで賑わっていました。そしていつもの如く、満員御礼。
東京公演では何もかかわらず、ここまでチケットが売れているのがすごい! もう、一時的ではなく、みんな「ファン」になってる!
グッズも売れ行きがすごく、すでに完売のものも多くあるようです。

実は、グッズ交換の際、加津代先生うろうろしていて…初めて実際お顔を拝見しましたが、Youtubeで見た時よりも小柄な方でした。やっぱりバレエやっている方は華奢で小柄多いような気がする!

そしてこちらロビーの様子。バレエの公演前のロビーは、華やかな空気が漂っていて、皆さんのワクワクが伝わってきます。

今回は、主演がどどんと垂れ幕になっていました。
皆さん一度立ち止まって、写真を撮る。もちろん、私もその一人でした。

本日は出演しないダンサーや、高部芸術監督もいらっしゃいました。直接見ると、皆さんやっぱりスタイルがいい!顔が小さく、スラリとしている…いや、本当に顔ちっさ!

背景は眠れる森の美女に合わせて、華やかなお花畑のようなデザイン。皆さんがいなくなった後も、フォトブースとして人気のスポットでした。

客席に入ると、立派な緞帳がお出迎え。写真には撮れませんでしたが、バレエ公演が始まると、緞帳の背景の黒部分が外れて、裏側が透けて見える…とく粋な演出。
眠れる森の美女の世界を、覗き見しているような、不思議な気持ちになりました。

今日のキャスト&見どころ
ロビーには、素敵なキャスト陣のバナーが飾られていました!

今回の注目は、なんといってもオーロラ姫役の殿岡はるかさん! 谷桃子バレエ団に移籍されてから、今回が初公演にして初主演という大抜擢です。しかも、殿岡さんは千葉県出身とのこと。地元での凱旋公演&初主演だなんて、応援せずにはいられません!
そして、デジレ王子役は森脇崇行さん。 前回の『ジゼル』のアルブレヒトな姿も記憶に新しいですが、今回はなんと金髪になって登場!すっかりノーブルな王子様になっていました。
さらに、個人的に一番楽しみにしていたのが、カラボス(悪の精)役の保坂アントン慶さんです! もう、迫力がすさまじい!くねっとして、ニヤッとして「性格の悪い魔女感」が全身から溢れ出ていました。一瞬の出演でしたが注目を掻っ攫って行く存在感!私、このカラボスが一番好きかもしれません(笑)。

本日のキャストではない皆さんもお写真も。
大きく森岡恋さんのポスターがありました。可愛い!!…本当は、恋ちゃんの部も見たかった!最後まで誰の公演を見るか迷いました。


バレエ「眠れる森の美女」について
「眠れる森の美女」は、チャイコフスキーの三大バレエの一つとのこと。
チャイコフスキーの三大バレエ
- 白鳥の湖
- くるみ割り人形
- 眠れる森の美女
「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」は、なんとなく音楽や、バレエの様子が浮かぶのですが、恥ずかしながら、「眠れる森の美女」については知識がまったくありませんでした。でも、「眠れる森の美女」も見れば見るほど、見どころ満載で、音楽も、内容も素敵!
谷桃子のYoutubeにて、初めて「バレエ」に触れ、毎年、好きなバレエ公演が増えていって嬉しいです。
「眠れる森の美女」は、音楽もストーリーも、これぞクラシックバレエ!という王道の美しさが詰まっています。簡単に幕ごとの内容と感想をご紹介しますね。
<2026年5月16日 土曜日昼の主演キャスト>
- オーロラ:殿岡遥
- デジレ:森脇崇行
- 妖精たち
- リラ妖精(紫):光永百花
- 優しさの精(水色):白井成奈
- のんきの精(黄色):尾島結子
- 元気の精(エメラルド色):石川真悠
- 鷹揚の精(薄ピンク):石森さくら
- 勇気の精(濃いピンク):石本晴子
- カラボス:保坂アントン慶
詳しいキャスト表はこちら。
プロローグ:妖精たちの贈り物とカラボスの呪い
Story
物語のはじまりは、オーロラ姫の誕生のお祝い。優しさ、元気、呑気など、妖精たちが次々と姫に贈り物を授けます。そこへ、洗礼式に呼ばれなかった悪の精・カラボスが怒り狂って乱入。「姫は16歳の誕生日に糸車に刺されて死ぬだろう」という恐ろしい呪いをかけます。 アントン慶さんのカラボスは、指先からマントの翻し方まで、すべてがドラマチックで鳥肌が立ちました!最後にリラの精が「死ぬのではなく、100年の眠りにつくのです」と呪いを和らげ、少しほっとする幕切れです。
見どころ・感想
印象深かったのは、やっぱり保坂アントン慶さんのカラボス!そこだけ雰囲気が違う!おどろおどろしく、でも綺麗で優雅。表情、視線、体のくねり方(笑)、心底楽しそうに悪い魔女を演じている。Youtubeでは、女性役の参考として、美輪明宏さんや、歌舞伎の女型を参考に、自分のカラボスを作り上げたとのこと。確かに、色気に美輪明宏味が…
そして、妖精ちゃん達の個性ある踊りもそれぞれ個性があった楽しかった!その中でも、尾島結子さんの黄色いカナリアは、にっこにこで羽をパタパタしている仕草が、ぴーひゃらぴーひゃらしているみたいで特に可愛かったです!石本晴子さんの勇気の精も、ピシッと指差しが決まっていました!

おまけ:カラボスを招待するのを忘れてしまった、カタラビュート二村康哉様は、カラボスの部下に髪の毛をむしられて、おハゲになっていました。ここでコメディ要素が来るとは。思わず笑ってしまいました。
第1幕:オーロラ姫16歳の誕生日と運命の糸車
Story
美しく成長したオーロラ姫(殿岡はるかさん)の16歳の誕生日。オーロラ姫は、4人の求婚者たちから薔薇を受け取りながら有名な「ローズ・アダージョ」を踊ります。ここに、老婆に変装したカラボス登場し、編み棒の針入れた花束をオーロラに渡す。呪いの通り、花束を受け取ったオーロラ姫は指を刺して倒れてしまうが、リラの精が魔法を上書きし、お城全体が100年の深い眠りにつく。
見どころ・感想
16歳のオーロラ姫の登場シーンは、目が離せませんでした。高揚するオーケストラー、元気いっぱい、美しく健やかに、私は16歳!キラキラな殿岡さん。正直言えば、恋ちゃん、アリスちゃん、雛子さん…みんなのこのシーンが見たかった!
そして、ハラハラドキドキのローズアダージョ。腕がプルプルしてる〜 バレエって、見る側もこんなドキドキするんですね。 ポワンと一つで全身を維持するのは本当に大変なんでしょうね…
第2幕:100年の眠りと幻影、そして目覚めのキス
Story
それから100年後。森に狩りにやってきたのは、僕が本当に愛せる人はいるのか…と悩めるデジレ王子(森脇崇行さん)。そこにリラの精が現れ、オーロラ姫の幻影を見せます。幻影のオーロラ姫に恋をした王子は、お城へ向かい、カラボスを打ち倒します(一瞬で)。そして、王子の口づけによって、オーロラ姫と100年の時が止まっていたお城の住人たちがついに目を覚ます。
見どころ・感想
第1幕でのオーロラ姫は、ニコニコと生き生きとした16歳の踊りでしたが、第2幕では幻影なので人間味は抑えて無表情に、ゆっくり儚い踊りでした。印象深かったのは、一糸乱れずの森の精のコールド。大人数で迫力のある踊りでした。
第3幕:華やかな結婚式とおとぎ話の主人公たち
Story
待ちに待ったオーロラ姫とデジレ王子の結婚式!ここでは、storyからは少し離れて、「長靴をはいた猫」や「青い鳥」、「赤ずきん」、「シンデレラ」など、おとぎ話のキャラクターたちが次々とお祝いの踊りを披露してくれます。
見どころ・感想
いろんな童話の登場人物が余興の踊りをしてくれますが、一応「青い鳥」以外は、シャルル・ペローが民間伝承を童話にまとめたお話。現代の映画でいう、カメオ出演ですかね。こちら、当時のロシアの皇帝に、がんばれよ!という激励&応援の意味でも、わちゃわちゃ楽しい踊りをいっぱい入れている…とのこと。
そして、見どころはやっぱり、童話キャラの踊り。
その中でも、髙橋夏海さんの白猫はピッタリ!新人公演から頑張って、やりたかった白猫役を勝ち取った役。1年前は物販をしていたとのことですが、今回は、客席に見せる側になっています…がんばったね!
甘えた感じでゴロニャンとして、登場の瞬間から、ザ・猫でした。
そして、もう一つ印象的だったのが、シンデレラ。シンデレラ役の赤野芹奈さんと、王子役の安田幹さんの踊りが息ピッタリ。角度もタイミングもピッタリでみていて気持ちいい!

それぞれのキャラクターの個性が光る、とても楽しい幕でした。そして、オーロラ姫とデジレ王子によるグラン・パ・ド・ドゥ。森脇さんの見せ所。優雅な軽々としたジャンプ!優雅で華やかな踊りに、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
おまけ 最後のシーンで、王様や王妃様も出てきて、みんなで踊るのですが、その間中、リラの精(光永百花さん)は、ピシッとしたポワント立ちで動かない。
ジゼルにて、ウィリーの王女様のミルタや、妖精のTOPリラの精。立ち姿で表す人ではない威厳のあるもの… 光永さんのオーラがすごい。

最後の挨拶
公演が終わると、最後には恒例の写真撮影大会!皆様も慣れたもので、パッション担当、日原 永美子様の号令がかかるとカメラを構えるファンたち。

残念ながら、ちょうどデジレ王子が見切れてしまう位置で、王子の写真が一枚も撮れませんでした。

もう、主役はカラボス様です。表情、仕草の一つ一つまで素敵でした。映像で見るべき!


感想
結果、「眠れる森の美女」も大好きな演目になりました。華やかで、綺麗で、見せ場も多く、あっという間の2時間半でした。
直前にYoutubeに上げていただいたリハーサル動画(メンバーシップ限定)により、最終予習もバッチリ!
ただ、今回は、個人的に何点か惜しかったところがありました。
一つ目は、音関係。今回は、生のオーケストラでなかったのが残念。これまで行かせていただいたラ・バヤデール、ドンキホーテ、ジゼルが全て生のオーケストラだったので、やっぱりスピーカーから流れる音がだけでは物足りない感じがしました。いや、逆に、バレエ+生のオーケストラの音楽で2倍楽しめていたなんて、すごい!これまでがいかに素晴らしかったのかがわかりました。
二つ目。これは個人的な好みかもしれませんが、音声ガイドも少しだけ残念。「眠れる森の美女」は、ザ・クラシックバレエの基本が多く入っているとのことで、音声ガイドにはバレエ自体の解説がたく入れていただいたようです。ただ、解説が多すぎて、目の前のバレエに集中できなくなってしまい、何度も音声ガイドを外してしまいました。
初心者の私は、音声ガイドのにより、今こんなストーリーなのね、このマイムはこんな意味なのね、という背景知識が少し入ることで、バレエをより楽しむことができましたが…匙加減が難しい!まあ、好みに合わせて自分で音声ガイドを外したりしたらいいのかもしれませんね。
と、文句を書いてみましたが、結果大満足でした!
また…次の公演が待ち通しいです。
おまけ
眠れる森の美女は、こちらを見て予習しました。
<ボリショイ2024 Sleeping Beauty>