谷桃子バレエ団の6月公演「75年 AnniversaryのGALA公演」に行ってきた!

谷桃子バレエ団

Youtubeにて、2024年1月半ば、谷桃子バレエ団にハマりました。

YouTube

夢を叶えるバレエ団であるために。Ballet with soul #心で踊る■HISTORY■谷桃子バレエ団は…

白鳥の湖の練習シーンを繰り返し見て、バレエみたい欲求は高まり続けたけど、すでに公演は2024年1月公演は終了していて、次は2024年6月まで公演がない…というもどかし状態。

谷桃子バレエ団75年 AnniversaryGALA公演

6月に公演があると知って、チケット販売を待ちながら、Youtubeだけを眺める毎日…

チケット入手

ある日、Youtubeを見ていたら、6月GALA公演のチケット販売するとのこと!

チケット販売日、販売開始時間からサイトに接続したら、チケット購入のための待機人数は多いし、チケットの購入方法はいまいちわからない〜 でも、数時間かけて、やっと手にチケットを手に入れました。

公演当日 6月15日昼公演

そして、いつの間にか6月公演当日。

初台にある、新国立劇場に到着し、いざ入場。

電子チケットにはQRコードなどもなく、どうやって読み込むんだろう?と思っていたら、携帯の画面に直接スタンプみたいなものを押されて、え!?とびっくりしたら、電子スタンプでした。

本当のスタンプみたいで嬉しい!

お客さんは、綺麗に着飾った、若い女性のお客さんがいっぱい。バレエしています!という感じの、顔が小さくシャンとしている女の子がもいっぱい。

そして、ふと、長い列の前側を見ると、髙部さんとの写真撮影会が開催されている〜〜〜〜

髙部さんは、谷桃子バレエ団の芸術監督で、謎に包まれていた(?)バレエという業界をYoutubeに晒す決断をした、勇気のあるお方。おっとりした知的な喋り方と、バレエに対する真摯な態度・マインド、昔ながらの体制を少しずつでも良い方向へと導くために試行錯誤している。私もYoutubeをきっかけにバレエに興味を持った一人です。髙部さんの試行錯誤しながら戦線苦闘している姿に、「応援したい!」という気持ちと、バレエの興味が加速しました…

ちょっと、ギリギリの時間だったので、遠くから尊顔を拝見するにとどめ、まずはバレエコンサートの拝見から。満席、チケット全部SOLD OUTとなっている通り、席はお客さんでいっぱい。

(※会場の写真は、休憩中に、会場の方の許可を取って撮影しています。)

バレエ内容

さすがのガラコンサート。演目は盛りだくさんで、目まぐるしく変わっていきました。ガラコンサートとは、お祝い、お祭りのコンサートという意味があるそうで、有名作品の見所部分だけをどんどん踊るという…スイカの甘い部分だけというか、名曲のサビだけを聴くというか、なんとも贅沢公演で、初心者にはぴったりでした。とても多くの演目があったので、特に心が躍った部分だけご紹介いたします。

「白鳥の湖」より黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ

6/15 昼公オディールは、ファーストソリストの馳麻弥さん。手足が長く、見ていて安心する上手さ!黒鳥の32回転は迫力のある綺麗さでした。今まで、Youtubeにはあまり登場されていなかったような…もっと知りたい〜そして、黒鳥を実際見れて本当に嬉しい〜!! ちょうど、感動した部分が髙部さんの解説と共にYoutubeにも上がっていて、違う角度で再度見れて嬉しかったです。

「イーゴリー公」よりダッタン人の踊り

こちらは、迫力と色気で心躍る演目でした。特に目が吸い込まれたのが、奴隷の姫。長い手足に真っ白なお肌に、絶妙な色気…嶌田 紗希という方らしい。ずーっと見つめていました。そして、やっぱりファーストソリストってすごいのねと感じた、ダッタンの美女役の齊藤 耀さんは小さいのにエネルギッシュ!隊長役の牧村さんは色気ムンムンで、心の中できゃ〜!と叫んでいた。副隊長役の児玉さんもエネルギー爆発かつ真剣なお顔での踊りが素敵だった。

無料版Youtubeでは、齊藤 耀さんの部分のみショートで見ることができました。

「リゼット」よりグラン・パ・ド・ドゥ

「微笑ましくなるフレッシュな二人」という、パンフレットで書かれている通りの作品でした。こちらは、ラブコメチックなストーリーとのことで、バレエでは見たことのないようなコミカルな、特徴的なステップが多く印象的でした。そして、森岡恋ちゃんが、か・わ・い・い〜。お花模様のひらひらの衣装もとても可愛いし、え、妖精ちゃん?思うほど、軽いステップ。Youtubeでの練習風景でも出てきた、力竜さんと、お互い顔をちらっ、ちらっと見る仕草も可愛くて素敵でした。何より、ニッコニコしながら踊る恋ちゃんが見れて幸せでした。

「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ

Youtubeではよく登場しているソリストのお二人、キトリ役の北浦 児依さんと、バジル役の森脇 崇行さん。児依ちゃんももちろん綺麗で素敵だったけど、森脇さん〜!!キレッキレ。綺麗に飛んだり跳ねたりピタっと止まったり、エネルギーが爆発していて見応えがありました。

パンフレットでの北浦 児依さんのお言葉に納得。

森脇くんは普段おとなしくて優しいのですが

踊りだすとキレキレな素敵なダンサー!

TMB HISTORY GALA PERFORMANCES / パンフレットから抜粋

「ライモンダ」よりグラン・パ・クラシック

最後の演目は、ライモンダ。主演の永橋あゆみさんが登場した瞬間、拍手が沸いた。優しく、優雅に、力強く…という踊り。あゆみさん、Youtubeで見るより断然輝いている!?そして、あゆみさんと一緒に踊っていた男性の方が…浮遊しているというか、重力を感じさせず、優雅で余裕があって素敵でした。

無知なもので、ライモンダという演目を初めて知りましたが、全体を見たくなりました。

こちらは、何回も繰り返し出てきた、印象的なライモンダのポーズ。

バレエ鑑賞後の感想

中休憩20分の間、入場時に、時間がなく買えなかったパンフレットを買いに行ったら、前に並んだおばさまが、「こんな素敵なもの見せられちゃ、パンフレット買わないわけにはいかないわ〜」とおっしゃってて、思わず「ですよね!!」とお返事してしまいました。

初の生バレエは、とっても、とっても良かったです!

Youtubeで一生懸命頑張っている練習風景を見たシーンを、顔も名前もわかるバレリーナ達が踊っている。なんか、頑張った姪っ子・甥っ子の発表会を見ている気持ちになって、最後に、登場人物が全員出てきて挨拶を始めた時は、応援する心が溢れ出て、涙ぐんでしまいました。推しを応援するとは、こんな感情なのかしら…。隣のお姉さんも、感極まったのか、ずっとハンカチで目を拭っていました。

もし、皆様、バレエを見に行く機会がありましたら、ぜひオペラグラス・双眼鏡をお持ちください。全体を眺めても楽しいですが、目の前で踊っているかのように、バレリーナ一人一人の表情の動き、筋肉の動きが見れて、とても楽しいです。お勧めです。

大満足〜

帰りに、廊下をじっくり見ると、主役キャストたちのポスターを並べた壁がありました。

森岡ちゃん、可愛い!!愛くるしい〜

踊っている最中も、にっこにこで変わらず可愛かった。

一生懸命見てしまって見てしまって、せっかく購入した素敵なパンフレットがヨレヨレになってしまったことだけが、ちょっと残念…

後日Youtubeにて再度鑑賞

2024年6月GALA公演の練習風景や、本番の舞台裏、また本番の一部がYoutubeで続々と公開されています。リアルタイムでみんなとハラハラドキドキしながら、一度きりの会場の雰囲気を楽しみ、後日、Youtubeでは、練習風景や、舞台裏、バレリーナやバレエ公演を作り上げた人たちがどのように努力し、その時どんな感情だったかを知る。自分が会場で見た本番公演をYoutubeの映像で見て、また違う角度から楽しみつつ、公演を見た時のドキドキを思い出す…というなんとも不思議で素敵な楽しみ方。これまでも、Youtubeを楽しく見ていたけど、直接公演を自分の目で見て、雰囲気を感じた上で再度映像をを見たら、Youtube自体もより楽しめるようになりました。

クラシックのコンサートでも、ミュージカルでも、一つの公演に対し、こんなに何度も何度も咀嚼し、角度を変え楽しんだことがあっただろうか。

映像を見すぎて、バレエ音楽にまで興味が出てきた。

<オープニング オネーギン 「ワルツ」>

<ボロディン 「イーゴリー公」韃靼人の踊り>

オーボエの綺麗な旋律を聴いたら、奴隷の姫の凛ちゃんのあの優雅な踊りが重い浮かぶ…

最後に。Youtubeでは、1点だけ残念なことがあります。タイトルがいつも「ネガティブさ」に焦点を当て煽っているような気がしてならない。タイトルだけ見たら、バレエって激やばで、苦しいものなのねという印象を持たれそう。

  • 「考え方が甘い!」監督怒る【バレエの世界・過酷な体重管理】
  • 【本番直前】「主役変える」「あの踊りじゃ無理…」【楽屋裏の生々しい会話】
  • 「怖い…」バレリーナの舞台裏【本番当日・12時間密着】
  • 【痛恨のミス】160cm、41kg、27歳|運命の32回転【本番密着】

内容自体はそこまでネガティブではなく、頑張っている姿や素敵な姿をたくさん描いていて、作品に対する愛情を感じるのに。刺激的なタイトルで釣らなければならないYoutubeの性かしらね。時々、「怪我にも耐え 成長したヒロイン!えらい瑠衣ちゃん! 」とか、「爆発するエネルギー 飛ぶ 22歳 森脇 くん」とか、「愛くるしくて堪らない ふわふわ妖精 でも実は一番きつい演目かも?! 恋ちゃんのリゼット」とか、「難しい演目なので何回も練習しました 悲劇のヒロインジゼル セナちゃん 」とか、タイトルにも愛情を全面に出していいじゃん…と、個人的には思います。

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