秋の季節のゆったりとした時間にぴったりの、日本茶カフェ「茶々工房」をご紹介します。深まる秋の風景のなかで、香り豊かなあたたかい日本茶をゆっくり味わうことで、心も体もほっと癒されるのではないでしょうか。
日本茶カフェ「茶々工房」
茶々工房は、西早稲田の静かな路地裏に佇む隠れ家的な和風カフェです。元々はおばあちゃまが開いていたカフェですが、今は息子さんご夫婦がついでいるようです。全国各地の緑茶や、季節の緑茶があり、静岡や京都福岡など生産者から仕入れた各種緑茶やほうじ茶と、和のスイーツを楽しむことができます。


「茶々工房」の店内・雰囲気
店内はテーブルが3-4個に、カウンター席が数席あり、こぢんまりとした落ち着いた空間でした。私が行った時は、一人でゆったりお茶を楽しむ女性と、ご年配のご夫婦がいらっしゃって、落ち着いたお話し声と昔ながらの壁掛け時計のチクタクとする音が、なんとも懐かしく心地よい空間でした。

「茶々工房」のお茶
なんといっても、日本茶!茶々工房では、店主が丁寧に一杯ずつお茶を提供。
最初の一杯は、香り豊かで、まろやか、かつ旨み・渋みもしっかりあり、かなりしっかりお茶の味を感じることができます。初心者は渋みが少なめのお茶を選んだ方がいいかもしれません。ポットで湯冷しも用意されており、二煎目以降は自分のペースで淹れて楽しむことができます。
二煎目以降の飲み方は、以下の通り。
①ポットのお湯を、湯冷ましに入れます。
②湯冷ましから急須にお湯を入れます。
③急須から茶器にお茶を注いてください。

「茶々工房」のスイーツ
おすすめは、なんといっても本店限定の「茶々モンブラン」。店内で絞った抹茶とほうじ茶のたっぷりモンブランです。中には、バニラアイスにアクセントのレモンジャム、一番下にはザクザクとしたシリアルが敷いてあります。一口食べると、口の中で、濃厚なモンブラン>まろやかバニラアイス>爽やかなレモン>ザクザクシリアルと、味も食感も温度も色々で楽しいです。ここに、渋い日本茶を一口合わせると、たまらない!止まらない!


これ以外にも、茶々パフェや、かき氷、ぜんざい、あんみつなど、和のスイーツがたくさん。
季節限定のメニューもあるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
緑茶を飲む時のpoint
緑茶もスイーツも楽しめる茶々工房日てご紹介しましたが、続いては、緑茶をより一層美味しく味わうためのコツをいくつかご紹介します。
🍵お湯の温度
緑茶の適温は、60-80度前後と意外と低いです。一度湯冷ましの容器を経ることによって、お湯の温度が適切になり、より美味しくいただくことができます。ほうじ茶の場合はより高い温度でも問題ないので、ポットのお湯を急須に直接そそいでも問題ありません。
🍵急須を揺らさない・すぐに注ぐ
お茶の成分が溶け出すように、急須を揺らしたり、抽出までに時間置いたりしないようにしましょう。苦味が強く出てしまいます。一煎目で茶葉はすでに蒸らしてあるので、湯冷ましから急須にお湯を注いだら、時間をおかず揺らさず、そっと注ぎましょう。
🍵最後の一滴まで注ぐこと
急須から茶器にお茶を注ぐ際は、最後の一滴まで注ぎ切りましょう。お湯を急須に入れっぱなしにすると渋みや苦味成分であるカテキン・カフェインがお湯に溶け出して、二煎目以降で苦い・渋い味が強く出てしまいます。二煎目以降も何回も美味しくいただけるように、丁寧に最後の一滴まで注ぎましょう。
特別な手間はかけなくても、緑茶を美味しく淹れるためのポイントを少し意識するだけで、ティータイムもぐっと豊かなものになるのではないでしょうか。
お店情報
- 店名:茶々工房
- 住所:東京都新宿区西早稲田2-21-19
- OPNE/CLOSE(Morning)
- 11:30~19:00(L.O.18:30)
- 定休日:日曜・祝日
- アクセス:JR高田馬場駅から、徒歩5分、副都心線「西早稲田」1番出口より徒歩3分
- 電話番号:03-3203-2033