新伊右衛門 vs. 伊右衛門 濃い味 を飲み比べてみた

おーいお茶・綾鷹・伊右衛門、数あるペットボトルの緑茶ですが、皆さんはどれが好きですか?紅茶好きではありますが、緑茶も大好きです。そして、その中でもサントリーの伊右衛門が一番好きだったりします。その伊右衛門が、今年(2024年)20周年を迎えるということで、史上、最高レベルの「濃さ」大刷新したとのこと。

ということで、リニューアルした「伊右衛門」と、より濃い味の「伊右衛門 濃い味」飲み比べてみました。

伊右衛門ってどんなお茶?

20周年

「伊右衛門」とは、日本のお茶文化浸透の一翼を担ってきた、京都茶舗「京都福寿円」が、ペットボトルでの本格緑茶としてサントリーと共同開発したペットボトル緑茶です。「伊右衛門」の名前は、京都福寿円の初代、「福井伊右衛門」の名からとったものとのこと。

そして、伊右衛門の販売開始は、2004年。今年(2024年)で20周年となります!

初めて伊右衛門を飲んだ際、緑茶のまろやかさと、旨みと、甘味?を感じ、ペットボトルなど関係なく、美味しい「緑茶」を飲んでいる気分になり、不思議な気持ちになりました。

茶葉へのこだわり

伊右衛門のお茶は、「茶匠」と呼ばれるお茶の最高責任者が、全国の茶畑を周り最適な茶葉を仕入れ、焙煎し、さらに選び抜いた茶葉を組み合わせて作っているとのとです。または、茶葉についても、「伊右衛門にふさわしい茶葉として」下記のような茶葉のみを厳選。

  • 煎茶(新茶):さわやかで青々しい香り
  • 煎茶(火入り):甘い香ばしい香り
  • かぶせ茶:まろやかなうまみ

新伊右衛門 vs. 伊右衛門 濃い味を比べてみる

では、新しい伊右衛門と、伊右衛門の濃い味を比較してみましょう。

見た目の比較

新伊右衛門

新伊右衛門は、深く濃い緑茶の味を出すために、2種類の抹茶を使用しているとのことで、ペットボトルのそこを見ると、抹茶が沈澱しているので、飲む前に振ってあげましょう。お茶は若干濁っており、カップの底の模様が見えていないことがわかります。

お茶の色は、淡いくみどりがかかった自然な色です。色のイメージとしては、菜種油色・抹茶色・若草色を混ぜた感じでしょうか。※実際光のもとで見ると、写真より若草色の色味も見えます。

伊右衛門 濃い味

次は、伊右衛門 濃い味を見てみます。こちらは透明でカップの底の模様が見えています。

色は、新伊右衛門よりも黄色味がある色で、緑の成分は少なめの緑黄色・黄金・向日葵色を合わせたようなイメージでした。

味・香りの比較

新伊右衛門

「新伊右衛門」は、伊右衛門史上最高の「濃さ」になったとのことですが、何が濃くなったのでしょうか。

サントリーによると、原材料である茶葉の量が、1.5倍 → お茶の味であるカテキンが2倍になり、お茶自体の味が濃くなったとのこと。また、旨みの濃さとしては、抹茶を3倍 → コクが約3倍上がったとのこと。確かに、ペットボトルの下には抹茶が沈んでおり、抹茶が増量したことが伺えます。

<出典:サントリーhp>

実際、ペットボトルを開けると、ふわっと煎茶の良い香りがします。飲んでみると、上手にお茶を入れた際に感じられ旨み・甘みを感じます。カテキンが上がっているとのことですが、「緑茶の味」は濃く感じますが、カテキン特有の苦味・渋み自体はそれほど変わっておらず、良いバランスだな〜と感じました。やっぱり美味しい!

伊右衛門 濃い味

「伊右衛門 濃い味」ですが、こちらはそもそも茶カテキンの力で内臓脂肪を減らす機能性表示食品の緑茶です。原材料としても、茶葉をたっぷりと高温抽出することにより渋みを最大化し、かつ、抹茶も「石臼挽き抹茶」を使用して、渋みと旨みを最大限にしたとのこと。

確かに、口に含んだ瞬間、はっきりとした苦味と渋みが感じられます。その後、徐々にお茶の香りと旨み、最後にほんのりとした甘みが残ります。甘〜い和菓子、いや、これだったら洋菓子ともよく合いそうな緑茶でした。

成分比較

さて、どちらも「濃い」味とのことなので、味と関係ある成分の量を比較してみました。

項目新伊右衛門伊右衛門 濃い味
カテキン(100mlあたり)21~51mg45mg
カフェイン(100mlあたり)約10mg約20mg
カリウム(100mlあたり)約10mg約10mg
<出典:サントリーhp>

濃い味の方がカテキンが多いのかな?と思いましたが、意外と新伊右衛門のカテキン成分の含有量の幅があり、比較ができませんでした。ただ、カフェインは、濃い味の方が2倍ですね。カフェインは、玉露などにたくさん含まれている成分なので、良い茶葉を使っているのかな?と、想像してみます。

まとめ

伊右衛門のペットボトル緑茶を、味・見た目・成分などで比較してみました。好みは様々あるかもしれませんが、今回飲んで見て、やっぱり伊右衛門の緑茶は美味しいな〜と感じました。

まあ、濃い味の方は、機能性表示食品とついているカテキン増量緑茶特有の、ガツンとした苦味があったので、「緑茶を飲みたい時」よりは、「脂っこい食事」や「甘いもの」と一緒にいただく方が多いしいかなと感じました。普通に、緑茶が飲みたいな〜という時は、やっぱり通常の伊右衛門の方で!

しかし…どうせなら、旧伊右衛門と、新伊右衛門を比較できた方が楽しかったな〜と今更ながら思いました。

ペットボトルのお茶も、どんどん進化し、大変美味しくなっています。各メーカー飲み比べて好みを探すのも楽しいかもしれません。

>ゆったりお茶1杯「FIKA Time」

ゆったりお茶1杯「FIKA Time」

FIKA Timeでは、ゆっくりとお茶をしたり、可愛いスイーツを食べたり、たまにはお花を飾ってみたりと、日常の中でちょこっと一休みして自分の時間を楽しむための情報をご紹介いたします。