「BALCONE渋谷」

渋谷駅から、少しだけ離れ東急ハンズを過ぎたあたりに、ひっそりと素敵なイタリアンレストランがあります。その名も「BACLOCNE渋谷」。

ラグジュアリーでエキゾチックな空間。
こだわりのワインと、イノベーティブなイタリアン料理が紡ぐ
大都会の喧騒を忘れて過ごす優雅な時間。
渋谷らしくない、とっておきのレストラン。

BALCONE渋谷 hp

「BALCONE渋谷」は、ビルの最上階に位置していて、名前の通りバルコニーに席があり、夕暮れ時に行くと、渋谷という大都会の中にありながら日が沈み空の色が移りゆく様を美味しいお料理と共に楽しむことができます。

特徴1. 異国間あふれるインテリア

エントランスから一歩足を踏み入れると、ブラウンを基調とした高級感溢れた空間が広がります。若者感溢れる渋谷の喧騒から一転して、こちらは全体的に落ち着いた暗めトーンに、静かな大人の空間です。

この静かな空間で、一際異彩を放っている生命力あふれるカラフルな絵画があります。こちらは、オーナーのお友達の画家さんが、BALCONE渋谷に合わせて描いたそうです。こちらの絵画により、レトストらんは、落ち着いた大人の空間でありながら、エネルギッシュで異国間あふれる特別な雰囲気になっているように感じます。

絵画についての画集も置いてあるので、興味がある方は手にとってみましょう。

特徴2. 横並びの席

二人で訪問すると、4人掛けのテーブルに、二人分が並んでセッティングされています。隣に座ることで、距離が近く、声を張らなくても、小さな声で会話ができます。向かい合わせではない形が、新鮮です。前の方に座っているカップルが、横並びで背筋をピンと伸ばして座っており、とても初々しくて素敵に感じました。

特徴3. 高級イタリアン

BALCONE渋谷のお料理は、一つ一つ素材の味を最大限に活かしつつ、見た目もイノベーティブなイタリアンです。ランチ・ディナーで、品数によりコースを選ぶことができます。

  • ランチ 
    • 3,000円 3皿(平日のみ)
    • 3,800円 4皿
    • 4,800円 5皿
  • ディナー
    • 6,000円 5皿
    • 9,000円 7皿
    • 1,2000円 9皿

今回はリッチに、ディナーの9 皿コースをご紹介いたします。


Stuzzichino(ストゥッツィキーノ)

最初に出てきたのは、「Stuzzichino(ストゥッツィキーノ)」。あまり聞いたことがない単語ですが、イタリアではお馴染みで、こちらは日本で言う付け出しや、おつまみという意味合いです。

歓迎のスナック

Stuzzichinoの内容としては、食前酒がより楽しめるように、軽い揚げ物や、スナック感覚でつまめるもの。またはオリーブや、ピクルスなどがでてくることもあるようです。

今回は、薄ーく焼いたパリパリした揚げ物と、軽く塩味がついたスナックと、オリーブ。焼き菓子のスナックの塩加減が絶妙で、素朴な味がとても美味しかったです。

生ハムと季節のフルーツ

盛り盛りの生ハムの中には、メロンが入っていました。生ハムがまた塩分抑えめの旨味たっぷりで柔らかく美味しいこと。

お酒が進みます…本日のウェルカムドリンクは、スパークリングワインで。爽やかで飲みやすかったです。


Antipasto Mist (アンティパスト ミスト)

アンティパストは、イタリア料理の前菜を指します。暖かい料理が出ることも、冷たい料理が出ることもりますが、冷たい料理が主流とのこと。今回出てきたアンティパストも、冷たいお料理のプレートでした。

鱈のエスプーマ キャビア添え

エスプーマとはスペイン語で「泡」のこと。この、鱈のエスプーマが、本当に美味しかったです!生クリームと鱈で作った泡は、生クリームの濃厚さと鱈の旨味が凝縮されているのに、ふわふわで口に入れた瞬間溶けてしまい… なんとも不思議な感覚でした。ずっと食べていたい…

才巻エビのサラダ仕立て

才巻エビ(サイマキエビ)は、車エビの小ぶりなものを指します。ぷりっぷりで、最小限の塩分で旨味を最大限に引き出していました。高級なフレンチ・イタリアンの特徴とも思えるのですが、塩分を最小限に抑えて素材の味を引き出している。確かに塩味は最小限なのに、足りないとは全然感じない。その技術が素晴らしです。

本日の前菜

本日の前菜は、スモークサーモンでした。こちらは表面のみを軽くスモークしているとのこと。赤胡椒の香り、サワークリームと、いくら… 美味しいものが口の中にいっぱいで四六時中楽しいです。

Pasta(パスタ)

名古屋コーチンのペペロンチーノ 柚子の香り

今回のパスタは、イタリアンらしくペペロンチーノでした。名古屋コーチンは噛めば噛むほど旨味が出て、時々柚子胡椒で爽やでピリッとした風味が。

Pesce(ペッシェ)

鱧のフリット 揚げなすとブイヤベース

次は、お魚料理。Pesce(ペッシェ)とは、イタリア語で魚料理を指します。今回は、鱧(はも)のフリットでした。とろとろの揚げなすの上に、ふわふわの鱧のフリットが載せてあります。どちらも熱々。ここに、ブイヤベースを注いでくれます。

ブイヤベースは、魚介の旨味がたっぷりで、でもあっさりしていて日本人好みの味でした。フリットをブイヤベースにたっぷり浸して食べるととても美味しかったです。

Carne(カルネ)

メイン二品目のお肉料理。Carne(カルネ)とは、イタリア語でお肉を指します。お肉料理は、下記3種から選ぶことができました。

  • 子牛のロースト きのこのクリームソース
  • 牛フィレのステーキ ファアグレのポワレと共に

子牛のロースト きのこのクリームソース

トリュフがたっぷりかかった子牛のローストです。上の黒いものもキノコの一種とのことでしたが、フルーティーな味がした.. 名前がわかりません。きのこのクリームソースと子牛のロースト… 噛めば噛むほど美味しい。そして、サイドはゴボウのムース。これでもかとゴボウの香りが濃縮されていて、美味しかったです。

牛フィレのステーキ ファアグレのポワレと共に

牛フィレは、赤みのお肉がとにかく柔らかくでジューシー。フォアグラのポワレと一緒にいただくと、旨味もより足されて幸せの味がしました。そして、何より驚いたのが、サイドのジャガイモ。トリュフの濃厚な香りがすごい〜

Risotto(リゾット)

青海苔のリゾット アメリケーヌソース

そろそろ終盤です。リゾットは、大胆にお魚が乗っている青海苔のリゾットでした。お魚の上の泡は、お出汁を泡さてており、優しく旨味を足してくれます。お魚は、皮はパリッと、身はあっさり。青海苔の風味がほんのり聞いたリゾット。これらを、エビの出汁が聴いたアメリケーヌソースといただくと、これまた美味しい〜。大分お腹がいっぱいなっていましたが難なく入りました。

Dolce(ドルチェ)とCaffe(コーヒー)

最後に、温かい飲み物と、バルコーネのお勧めデザートは、パッションフルーツのプリンにメレンゲの板。バニラのアイスクリーム。ここにタルト生地をまぶしたプレートです。綺麗ですね…

さやわかなパッションフルーツで、口の中がリセットされます。バニラアイスも濃厚で美味しい!最後の最後まで、ずっと美味しい時間でした。

総評

渋谷にありながら、閑静な大人の雰囲気のレストランです。静かな雰囲気なので、デートにもおすすめです。また、個室や、バルコニー席もあるので、ご家族や大人数で来る場合など、いろんなシーンで使うことができるでしょう。おすすめの時期は、やっぱり、春や秋口など、バルコニーを楽しめる季節ですかね。

  • 味:★★★★★
  • 雰囲気:★★★★★
  • おすすめ度:★★★★★

お店情報

  • 店舗名BACLOCNE渋谷(バルコーネシブヤ)
  • OPNE/CLOSE
    • LUNCH:11:30-15:00 (LO14:00)
    • Dinner:18:00-22:30 (LO21:00)
  • 定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日休み)
  • 場所:渋谷駅から徒歩10分
  • 住所:東京都渋谷区宇田川町10-3
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